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吹付前に正常に団粒反応が行われるか否かを次のような方法でチェックします。

【スラリーポンプで送液した泥状基材濃度の許容量(団粒剤混入前)】

【品質管理】
■濃度(フロー)の試験要項

スランプコーンに泥状基材を入れ、取り外した時のフロー(ダレ広がる円の直径)を測定します。団粒反応をさせるためには、土壌一次粒子が自由に行動できることが必要なため、使用する泥状基材の濃度を下記の範囲内とします。

・濃度許容範囲90〜110cm
(対角線上に測定した2ヵ所の平均値)
団粒剤混入
【団粒反応させた基盤材のスランプ許容値】

 スランプ試験の要領はこちらから(印字用)

 
吹付け厚さ検測要領

【出来形管理】

SF緑化システムの生育基盤表面に2〜3cmのクレーター状の凹凸ができることから、施工後の吹付け厚の検測は3m2の検査枠を設け、任意の箇所10点の平均値が規格値を満たしているかを確認します。

(一定面積に対して所定数設ける自主検査孔については従来の方法に準じます。
また、検測は、生育基盤の含水状態が安定してから行います。)
評価の留意点
1.成績判定は、使用植物、施工時期、施工目標などに応じて、一定期間を経過した時点で行います。(木本類の発芽確認には、平均気温15℃以上で最低3ヶ月経過する必要があります。)
2.植物の生育状態は、法面の方位、地形、地質、水分状態などによって初期には部分的にむらが生じることもあるので、法面全体の状態からの判断を重視します。
3.目標とする植物群落を形成することができるか否かに判断の主点をおきます。
4.全体的に成立本数が不足する場合で、施工後の気象などの影響によることが明らかでない場合には一定期間様子を見ます。成立本数が不足する場合は、その原因を確かめて追播などを行います。
5.草本類の生えすぎを見落とさないようにします。草本類と木本類の混播の場合、草本類が生えすぎると木本類が成立しないので注意します。
6.植生の衰退、立ち枯れ、病虫害などの現象の発見に努めます。
評価の時期と目安
再施工、または追播を必要とする判定の目安は下表のとおり。

■自然回復型判定の目安

生育基盤 流亡して植物の生育が見込めない。 再施工



草本型 発芽適期を経過し、2ヶ月後に1m2当り3本に達しない場合 追播
木本型 発芽適期を経過し、3ヶ月後の100m2当り30本に達しない場合
(ただし、一年生の野草が繁茂した場合はさらに翌年の適期に延期する。)
追播

■景観創造型判定の目安
生育基盤 流亡して植物の生育が見込めない。 再施工



草本型 発芽適期を経過し、2ヶ月後に1m2当り3本に達しない場合 追播
木本型 発芽適期を経過し、1年後に設定した数値に達しない場合 追播

注)景観創造型の場合は、事前に出来形及び成立本数を設定します。

発芽生育時


【評価】

植生工は、一般的な土木工事と異なり、工事の完了によって直ちに成果が得られるわけでなく、施工後徐々に期待する成果品(目標とする植物群落)に近づくところに特徴があります。したがって、工事成績の判定は使用植物、工法、施工時期などによって大きく異なることを認識しなければなりません。
一般に、播種された植物が目標とする植物群落の様相を整えるのは、草本群落で2年、木本類で3〜5年くらいです。そのため、目標とする植物群落が成立するかどうかを施工後2〜3ヶ月で見極めることは非常に困難であり、判定を間違うと取り返しのつかない結果に終わることにもなります。
 
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